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初体験の巻

えーっと、前回の日記に書いた通り、

私、グミ食べて銀歯取れました。

銀歯が取れたということは?そうです、神経むき出しです。

冷たい物を飲んだら~

キーーーンッ 

暑いものを飲んでも~

キーーーーーーーーンッ

食べ物がちょっとあたっても~

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

激痛です。
もう無理です。限界です。

ってことで、日本人の歯医者に片っ端から電話をしまくる。
が、やっぱりどこもバカンスなのか、応答せず・・・

M氏に何度も「近所の歯医者行ったらえーやん、どっこも変わらんって。」と言われたが、フランス人の先生をどうしても信用することができなかったのだ・・・しかも歯医者・・・日本でも行きたくないのに!

しかーし、やっと繋がった歯医者は予約が1週間以上先になるという・・・

切羽詰った私はSOSメディカルというところに電話をした。(してもらった。)
なんとか次の日の予約が取れたが、確実にフランス人の先生だ・・・。怖い・・・怖すぎる・・・

フランスの歯医者といえば、

●保険がきかない (フランスの保険をまだ持っていないから)
●とにかく高いというイメージ 保険がきかないから)
●周りに行ったことがある人が少ない(ようは未知の世界だ)
●なにより、言葉がほとんどできないから、いつもみたいに適当に「うんうん」言ってたらとんでもないことになりそうだという不安・・・
●そして、痛い!以外の表現方法がわからない!
 例えば、「ズキズキ痛い」とか「キンキン痛い」とか「ちくちくする」とか・・・日本人なら言いたいよね~

そんな不安要素をかかえてでも、歯医者行きを決意せざるをえなかったこの状況・・・早く楽になりたい!

そして当日を迎えるが、どうしても不安が拭えない私・・・ってことで、困ったときのM氏です。引き連れて行きました。
女30歳、一人で歯医者も行けない駄目子です。笑われてもいい・・・なんと言われようと、あの地獄のような場所(イメージ)に一人で行く勇気がなかったっ

ドキドキしながらインターフォンを押す。

と、なんと、とーーてもかわいい、いかにもフランス人って感じの金髪クルクルヘアの男の子が迎えてくれた。
テンション上。
とりあえず、予約名を確認してもらい待合室へ。
第一関門クリア。

ドキドキドキドキ・・・
とにかく先生がどんな人なのか・・・どんな治療されるのか・・・いくらかかるのか・・・

待ってる間、「受付の男の子かわいかったな」というと、「息子ちゃう?」とM氏。
なるほど。それなら先生も男前なのか?なんて思いながらも緊張がほぐれない。

そして名前を呼ばれる。更にドキドキが増すっっ
チラッ・・・私の動揺を察知してか、M氏も一緒に診察室へ。

中に入ると、とても優しそうなおっさん(おじ様)がニコニコしていた。ちょびっとホッとした瞬間だ。
が、確実にさっきの受付の彼が歯医者の息子ではないことが判明した(笑)

外人慣れしている先生だったのか、とてもゆっくり質問してきてくれた。
が、とにかく歯医者という空間だけで、いつもの倍以上のテンパり具合に仕上がってる私は、「ばー、ブープベー・・・」とか言いながら銀歯を見せることしかできなかった・・・

先生はすかさずM氏の方を見る。明らかに「彼女よりは話せるからここにいるんだよね?」という感じだ。
(まぁ、これは単なる被害妄想やけど)
あまりの私のフランス語の酷さに「何言っちゃってんの?」的な顔をしながら状況を先生に伝えるM氏。
私ときたら、それにウンウン頷くことしかできないくらい動揺していた。歯医者とは恐ろしい所だわ~まったくね~
(言い訳)

そして治療はものの5分で終了。

「他に痛いところはあるの?」と聞かれたから、とりあえず気になるところを調べてもらったが、異常ナシ。

受けた印象は、日本に比べて治療がとにかく雑だ(笑)
他の歯を調べることもなく、銀歯が取れた歯を消毒するでもなく、そのままボンドみたいなのでポイッとくっつけて終わり。
それでも、これで食べたいものが食べられるのだ!

診断書を書く先生・・・鼻毛がすごいよ・・・

治療費を払い、先生に最上級の笑顔とありがとうを伝えて帰る私(たち)。
決して安くはなかったけど、この安心感には変えられないな!

ってことで帰りにスタバでキンキンに冷えたカフェフラペチーノをがぶ飲みしてやったわぃ!

皆様、歯はお大事に~
私は当分グミとキャラメルは食べられませ~ん。



ちなみに今回の歯医者さんのアドレスはこちらです。
受付の男の子、かわいいです(笑)

36 Boulevard Haussmann 75001 PARIS 5eme étage
by a33-caline | 2009-08-07 06:31 | 日記